第100回薬剤師国家試験
◆ 問111
下図はヒト表皮の模式図である。この図についての記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
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①の層は、ビメンチンが重合した中間系フィラメントを豊富に含む。
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②の層には、毛細血管が豊富に分布している。
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②の層にある細胞Aは、触覚の受容に関与する。
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③の層では、細胞の新生と増殖が起こっている。
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③の層にある細胞Bは、日焼けに関連する物質を産生している。
◆ 問111
◆領域・タグ
◆正解・解説
正解:4、5
設問の図において、①:角質層、②:有棘層、③:基底層である。また、②の層に存在する細胞Aはランゲルハンス細胞であり、抗原提示に関与しており、③の層に存在する細胞Bはメラニン細胞であり、日焼けに関連するメラニンを産生している。
①の層は、ケラチンからなる中間系フィラメントを豊富に含む。なお、ビメンチンが重合した中間系フィラメントは、線維芽細胞、グリア細胞に含まれる。
表皮(角質層、淡明層、顆粒層、有棘層、基底層)には、血管は存在しないことから、②の層には、血管は存在しない。
③の層には、幹細胞が存在し、この細胞は表皮の主たる構成細胞であるケラノサイトを絶えず産生している。