第100回薬剤師国家試験
◆ 問191
白内障とその治療に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。-
白内障は、眼球内の水晶体が混濁した状態をいう。
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後天性白内障の一因に、副腎皮質ステロイド薬の副作用がある。
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混濁した水晶体を、薬物療法で再び透明にすることは困難である。
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白内障の初期に、毛様体細胞の膨化が認められる。
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ピレノキシン点眼剤が、治療に用いられる。
◆ 問191
◆領域・タグ
◆正解・解説
正解:4
白内障とは、水晶体タンパク質の変性により水晶体が混濁する疾患のことである。
後天性白内障の原因として、加齢、糖尿病、副腎皮質ステロイド性薬の副作用などがあげられる。
白内障の薬物療法には、ピレノキシンやグルタチオンを含有した点眼薬が用いられる。白内障の薬物療法では、水晶体の混濁の進行を抑制することができるが、水晶体の透明度を回復させることはできない。
白内障では、水晶体線維細胞の膨化が認められるが、毛様体細胞の膨化は認められない。