第100回薬剤師国家試験
◆問262-263
66歳男性。最近、腰痛が原因で、寝付きも良くないため、整形外科を受診した。骨粗しょう症と診断され、処方せんを持って薬局を訪れた。
◆ 問262
◆ 問263
薬剤師はこの処方に関して医師へ疑義照会を行った。疑義が生じた薬剤として最も可能性が高いのはどれか。1つ選べ。-
ラロキシフェン塩酸塩錠
-
アルファカルシドールカプセル
-
L−アスパラギン酸カルシウム錠
-
メナテトレノンカプセル
-
セレコキシブ錠
◆ 問262
◆領域・タグ
◆正解・解説
正解:2、3
アンドロゲン受容体に結合し、タンパク質同化を促進する薬物として、メテノロンやナンドロロンなどがある。
オステオカルシンのカルボキシ化を介し、骨形成を促進する薬物として、メナテトレノンがある。メナテトレノンはビタミンK2製剤であり、オステオカルシン(骨基質タンパク質)のグルタミン酸残基のカルボキシ化を介して、γ−カルボキシグルタミン酸残基を生成することにより骨形成を促進する。
カルシウムとリンの腸管からの吸収を促進する薬物として、アルファカルシドールがある。アルファカルシドールはビタミンD3製剤であり、肝臓で25位が水酸化され活性型ビタミンD3となり、カルシウムとリンの腸管からの吸収を促進する。
カルシトニン受容体に結合し、骨吸収を抑制する薬物として、エルカトニンなどがある。
ヒドロキシアパタイトに結合し、骨吸収を抑制する薬物として、アレンドロン酸ナトリウムやリセドロン酸ナトリウムなどがある。
◆ 問263
◆領域・タグ
◆正解・解説
正解:1
ラロキシフェン塩酸塩錠の「効能・効果」は、閉経後骨粗鬆症となっていることから、男性に処方されている場合には、疑義照会する必要がある。