第100回薬剤師国家試験
◆ 問30
心筋のトロポニンのCa2+感受性を高めて、強心作用を示すのはどれか。1つ選べ。-
コルホルシンダロパート
-
ミルリノン
-
ジゴキシン
-
ピモベンダン
-
デノパミン
◆ 問30
◆領域・タグ
◆正解・解説
正解:4
心筋のトロポニンのCa2+感受性を高めて、強心作用を示すのは、ピモベンダンである。
コルホルシンダロパートは、アデニル酸シクラーゼを直接活性化することによりサイクリックAMP(cAMP)濃度を上昇させ、強心作用を示す。
ミルリノンは、ホスホジエステラーゼⅢを阻害することによりcAMP濃度を上昇させ、強心作用を示す。
ジゴキシンは、心筋細胞膜のNa+,K+−ATPaseを阻害することにより心筋細胞内のNa+濃度を上昇させ、強心作用を示す。
デノパミンは、アドレナリンβ1受容体を刺激し、アデニル酸シクラーゼを活性化することによりcAMP濃度を上昇させ、強心作用を示す。