第100回薬剤師国家試験
◆問302-303
地区の小学校の校長から担当の学校薬剤師に連絡があり、「適切な手洗い方法を児童に指導して欲しい」との依頼があった。◆ 問302
◆ 問303
手洗いが、感染防止に有効である可能性の高い感染症はどれか。2つ選べ。-
C型肝炎
-
デング熱
-
インフルエンザ
-
日本脳炎
-
O-157感染症
◆ 問302
◆領域・タグ
◆正解・解説
正解:1、4
手洗いが不十分になりやすい部位を以下に示す。
・指先
・指の付け根の間
・親指の周り
・手首 等
◆ 問303
◆領域・タグ
◆正解・解説
正解:3、5
選択肢のうち、手洗いが、感染防止に有効である可能性の高い感染症は、主に接触感染を起こす「インフルエンザ」と主に経口感染する「O-157感染症」である。
なお、C型肝炎は主に血液から感染するため、手洗いにより感染を防止することはできない。また、デング熱、日本脳炎は主に蚊を媒介して感染するため、手洗いにより感染を防止することはできない。