第100回薬剤師国家試験

◆ 問31

心室筋の活動電位を下図の実線から破線へ変化させるのはどれか。1つ選べ。
100回問31画像1
  • プロパフェノン
  • メキシレチン
  • プロカインアミド
  • シベンゾリン
  • アミオダロン

◆ 問31

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:2


設問の図において実線から破線への変化では、活動電位の脱分極相(0相)の抑制と再分極相(3相)の促進により活動電位持続時間(APD)の短縮が認められることから、心室筋の活動電位を実線から破線へ変化させる薬物は、Vaughan Williams 分類でⅠb群に属する薬物(メキシレチン、リドカインなど)と考えられる。なお、プロパフェノンは、Vaughan Williams 分類のⅠc群、プロカインアミドやシベンゾリンは、Vaughan Williams 分類のⅠa群、アミオダロンは、Vaughan Williams 分類のⅢ群に分類される。