第100回薬剤師国家試験

◆ 問337

 3歳男児。急性中耳炎に対し、以下の薬剤が処方された。この事例に対応した薬剤情報提供として適切でないのはどれか。2つ選べ。
100回問337画像1
  • 1回量は2 mLであることを伝えた。
  • 感染を防止する作用があることを伝えた。
  • 消化管障害が現れることがあることを伝えた。
  • 説明する時間がなかったので添付文書を渡した。
  • エタノールが含まれることを伝えた。

◆ 問337

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:2、4


 1回量は、1.33 mL(デキサメタゾンエリキシル0.01%)+0.67 mL(単シロップ)であることから、2 mLとなる。


 デキサメタゾンは副腎皮質ステロイド性薬であり、免疫力低下作用を有するため、感染症を誘発する可能性がある。


 デキサメタゾンは、重篤な副作用として消化性潰瘍、消化管穿孔などを起こすことがある。


 薬剤を交付する際には、服薬指導をする必要がある。


 デキサメタゾンエリキシル剤には、エタノールが含まれている。