第100回薬剤師国家試験

◆ 問43

グルクロン酸抱合反応に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
  • UDP−グルクロン酸転移酵素により触媒される。
  • シトクロムP450による酸化的代謝物にのみ起こる。
  • UDP−グルクロン酸が必要である。
  • 薬物のフェノール性水酸基にも起こる。
  • 主に細胞のミクロソーム画分に活性がある。

◆ 問43

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:2


グルクロン酸抱合反応は、UDP−グルクロン酸を補酵素として、ミクロソーム画分に局在するUDP−グルクロン酸転位酵素により触媒される第Ⅱ相反応である。本反応は、シトクロムP450による酸化的代謝物の他、薬物や生体内物質のアミノ基、カルボキシル基、水酸基などに対しても起こる。