第101回薬剤師国家試験

◆ 問110

生薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
  • トウニンは、エビスグサの種子由来の生薬で、駆瘀血薬として用いられる。
  • ニンジンは、オタネニンジンの根由来の生薬で、補気薬として用いられる。
  • トウキは、トウキ又はホッカイトウキの根由来の生薬で、理気薬として用いられる。
  • ブクリョウは、マツホドの菌核由来の生薬で、利水薬として用いられる。
  • チンピは、ウンシュウミカンの成熟した果皮由来の生薬で、補血薬として用いられる。

◆ 問110

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:2、4


1 誤

トウニンはモモの種子由来の生薬で、駆瘀血薬として用いられる。駆瘀血薬とは、血滞を治療する薬物のことである。

2 正

ニンジンは、オタネニンジンの根由来の生薬で、補気薬として用いられる。補気薬とは、気虚を治療する薬物のことである。

3 誤

トウキは、トウキ又はホッカイトウキの根由来の生薬で、補血薬として用いられる。補血薬とは、血虚を治療する薬物のことである。

4 正

ブクリョウは、マツホドの菌核由来の生薬で、利水薬として用いられる。利水薬とは、水滞を治療する薬物のことである。

5 誤

チンピは、ウンシュウミカンの成熟した果皮由来の生薬で、理気薬として用いられる。理気薬とは、気滞を治療する薬物のことである。