第101回薬剤師国家試験
◆ 問157
Ca2+チャネル遮断薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。-
アムロジピンは、心筋のL型Ca2+チャネルを遮断するが、血管平滑筋のL型Ca2+チャネルは遮断しない。
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ベラパミルは、血管平滑筋のL型Ca2+チャネルを遮断するが、心筋のL型Ca2+チャネルは遮断しない。
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シルニジピンは、血管平滑筋のL型Ca2+チャネル及び交感神経終末のN型Ca2+チャネルを遮断する。
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ジルチアゼムは、房室結節のL型Ca2+チャネルを遮断する。
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ベプリジルは、Ca2+チャネル遮断作用に加えて、K+チャネル活性化作用を有する。
◆ 問157
◆領域・タグ
◆正解・解説
正解:3、4
1 誤
アムロジピンは、血管選択性が高いため、特に血管平滑筋のL型Ca2+チャネルを遮断する。
2 誤
ベラパミルは、心臓選択性が高いため、特に心筋のL型Ca2+チャネルを遮断する。
3 正
シルニジピンは、血管平滑筋のL型Ca2+チャネル及び交感神経終末のN型Ca2+チャネルを遮断するため、血管拡張作用及びノルアドレナリン遊離抑制による心拍数減少作用を有する。
4 正
ジルチアゼムは、洞房結節、房室結節に存在するL型Ca2+チャネルを遮断する。
5 誤
ベプリジルは、Ca2+チャネル遮断作用に加えて、Na+チャネル、K+チャネル遮断作用も有する。