第101回薬剤師国家試験

◆ 問327

以下の処方に従い調剤された薬剤を監査した結果、問題とならない総重量(分包紙を含む)はどれか。1つ選べ。なお、分包紙重量は4包=2.5 gとする。
101回問327画像1
  • 24.8g
  • 32.5g
  • 35.5g
  • 42.7g
  • 49.7g

◆ 問327

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:4


<シロップの総量を求める>

エリスロマイシンエチルコハク酸エステルシロップ用20%(200 mg/g)が原薬量として1日1,200 mg処方されていることから、1日の製剤量を以下のように求めることができる。

1,200 mg/日÷200 mg/g=6 g/日

本剤は5日分処方されていることから、シロップの総量を以下のように求めることができる。

6 g/日×5日=30 g

<分包紙総重量を求める>

本剤の用法、投与日数が1日4回 5日分となっていることから、分包紙の包数は20包であり、また、分包紙重量は4包=2.5 gであることから、分包紙総重量を以下のように求めることができる。

20包×2.5 g/4包=12.5 g

調剤された散剤を鑑査する際、分包した散剤の重量のばらつき誤差は変動係数6.1%以下、また全量の誤差は2%以下であることが望ましいとされていることから、本剤の総量は29.4~30.6 gの範囲に入っていることが望ましい。よって、問題とならない総重量(分包紙を含む)の範囲は41.9 g~43.1 gとなる。