第101回薬剤師国家試験

◆ 問339

病院における医薬品採用に関する記述として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
  • 医療用医薬品製品情報概要が、医薬品の情報源として最も重視される。
  • 新しい作用機序をもつ医薬品は、医師の申請通りに採用する。
  • 後発医薬品は主成分が同じなので、購入価格のみを考慮して採用を決定する。
  • 薬事委員会などを設置し、採否について審議する。
  • 新規医薬品採用時の安全性評価において、海外の臨床試験データは参考にしない。

◆ 問339

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:4


1 誤

医薬品を採用する際、医薬品の情報源として最も重視されるのは、医療用添付文書及びインタビューフォームである。なお、医療用医薬品製品情報概要は、医薬品の普及並びに適正使用を推進するために製薬企業が当該医薬品の概略を記載した試料であり、医療用添付文書やインタビューフォームに比べ信頼性は低い。

2 誤

医薬品を採用する際は、薬事委員会で審議した上で採用の可否を決定する。

3 誤

後発医薬品と先発医薬品は、主成分は同じであるが、剤形や添加物、適応症などが異なることがあるため、購入価格のみ考慮して採用を決定するのではなく、剤形や添加物、適応症なども考慮して採用を決定する必要がある。

4 正

2参照

5 誤

新規医薬品採用時の安全性評価において、海外の臨床データがある場合には、海外の臨床データについても参考にする。