第101回薬剤師国家試験

◆ 問62

骨量に対する作用として、骨吸収抑制を主な作用機序としない骨粗しょう症治療薬はどれか。1つ選べ。
  • ビスホスホネート製剤
  • SERM(選択的エストロゲン受容体モジュレータ)
  • エストロゲン製剤
  • ビタミンK2製剤
  • カルシトニン製剤

◆ 問62

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:4


1 骨吸収抑制を主な作用機序とする
ビスホスホネート製剤は、破骨細胞に取り込まれ、骨吸収を抑制する。

2 骨吸収抑制を主な作用機序とする
SERM(選択的エストロゲン受容体モジュレータ)及びエストロゲンは、破骨細胞のエストロゲン受容体に結合し、骨吸収を抑制する。

3 骨吸収抑制を主な作用機序とする
解説2参照

4 骨吸収抑制を主な作用機序としない
ビタミンK2製剤は、オステオカルシンのグルタミン酸残基のγ−カルボキシル化を促進し、骨形成を促進する。

5 骨吸収抑制を主な作用機序とする
カルシトニン製剤は、破骨細胞のカルシトニン受容体に作用し、骨吸収を抑制する。