第102回薬剤師国家試験
◆ 問121
下図は、午前に1回だけ(午前7〜8時)食事を摂取した際に考えられる血糖値と血中インスリン濃度の経時変化(午前0〜午後1時)を示したものである。この図に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
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Aの時点の血糖値は、主に筋肉から放出されたグルコースに由来する。
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Bの時点の血糖値の上昇には、小腸粘膜上皮細胞のSGLT1によるグルコースの取り込みが関与している。
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Bの時点において、インスリンは膵臓から十二指腸の管腔内に分泌され、グルコースの腸管での吸収を促進する。
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Cの時点において、インスリン依存的に活性化されたGULT4により筋肉にグルコースが取り込まれている。
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Cの時点において、インスリン依存的に肝臓でのグリコーゲンの分解が促進されている。
◆ 問121
◆領域・タグ
◆正解・解説
正解:2、4
1 誤
Aの時点において血糖値が維持されているのは、主に肝臓においてグリコーゲン分解が起こり、血液中にグルコースが放出されているからである。
2 正
Bの時点(食事中)において血糖値が上昇しているのは、腸管内において食事に含まれている多糖がグルコースにまで分解され、小腸粘膜上皮細胞のSGLT1により吸収されているからである。
3 誤
インスリンは十二指腸管腔内には放出されず、血液中に放出される。
4 正
Cの時点(食後)において血糖値が低下しているのは、インスリン依存的に活性化されたGULT4により筋肉にグルコースが取り込まれるからである。
5 誤
Cの時点(食後)において、インスリン依存的に肝臓でのグリコーゲンの分解が抑制されている。