第102回薬剤師国家試験
◆ 問13
真核細胞でのmRNAのプロセシングによる成熟過程において、イントロンの除去に関わるのはどれか。1つ選べ。-
スプライソソーム
-
ヌクレオソーム
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オートファゴゾーム
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プロテアソーム
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リソソーム
◆ 問13
◆領域・タグ
◆正解・解説
正解:1
真核細胞でのmRNAのプロセシングによる成熟過程において、イントロンの除去に関わるのは、スプライソソームである。スプライソソームはタンパク質とRNAの複合体で、転写されたmRNA前駆体からイントロンを取り除いて成熟RNAにする機能を有する。
1 正
2 誤
ヌクレオソームは、クロマチンの基本構造であり、ヒストン8量体にDNAが巻き付いた構造をしている。
3 誤
オートファゴゾームとは、細胞が自己の内容物を消化するために、その内容物を膜で取り込んだ状態の小胞のことである。
4 誤
プロテアソームとは、ユビキチン化されたタンパク質をATP依存的に分解する酵素の複合体のことである。
5 誤
リソソームとは、種々の加水分解酵素を含む細胞小器官のことである。