第102回薬剤師国家試験

◆ 問333

要指導医薬品に関する記述のうち、誤っているのはどれか。2つ選べ。
  • 来局者が直接手に取れない場所に陳列する。
  • 使用する者の年齢を確認しなければならない。
  • インターネットでの販売が可能である。
  • 使用者と同居している家族であれば販売してもよい。
  • 販売した際には、必要事項を書面に記載し、書面を2年間保存しなければならない。

◆ 問333

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:3、4


1 正しい

要指導医薬品は、来局者が直接手に取れない場所に陳列する必要がある。要指導医薬品の陳列については以下のように定められている。

要指導医薬品を販売する薬局又は店舗にあたっては、要指導医薬品を陳列設備から1.2 m以内の範囲に医薬品の購入者が又は使用者が進入することができないよう必要な措置がとられていること。ただし、鍵をかけた陳列設備その他医薬品の購入者又は使用者が直接手の触れられない陳列設備に陳列する場合はこの限りではない。

2 正しい

要指導医薬品を販売する場合には、薬剤師は以下のことを確認しなければならない。

・年齢

・他の医薬品の使用状況

・性別

・症状、医療機関受診の有無

・現在かかっている疾患名

・妊娠の有無

・授乳の有無

・当該薬剤・医薬品の購入や使用の経験

・薬剤・医薬品の使用経験やその内容

・その他情報の提供及び指導を行うために確認する必要がある事項

3 誤っている

要指導医薬品は薬剤師が対面で患者本人に販売するものであることから、インターネット販売が禁止されている。

4 誤っている

3参照

5 正しい

要指導医薬品を販売した場合には、必要事項(品名、数量、販売の日時等)を書面に記載し、書面を2年間保管する必要がある。