第103回薬剤師国家試験

◆ 問111

呼吸器に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
  • 肺は、右が3葉、左が2葉に分かれている。
  • 呼吸筋は、運動神経支配の骨格筋である。
  • 胸腔内は、外気圧に比べて陰圧に保たれている。
  • 吸息時には、横隔膜が弛緩し、胸腔の容積が増大する。
  • 呼息時には、外助間筋が弛緩し、胸腔の容積が減少する。

◆ 問111

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:4


1 正しい
肺は左肺と右肺に分かれている。心臓が存在する胸部の左側に位置する左肺は小さく、上葉と下葉の2葉に分けられる。一方、右肺は上葉、中葉、下葉の3葉に分けられている。

2 正しい
呼吸筋(横隔膜と助間筋)は、運動神経支配の骨格筋に分類される。

3 正しい
通常、胸腔内の圧力は外気圧に比べ、陰圧に保たれている。呼吸運動は胸腔内圧を変化させることにより行われている。

4 誤っている
吸息時には、外助間筋・横隔膜が収縮し、胸腔容積が増大する。

5 正しい
呼息時には、外助間筋・横隔膜が弛緩し、胸腔容積が減少する。