第103回薬剤師国家試験

◆ 問142

毒薬又は劇薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
  • 毒薬には、その直接の容器又は直接の被包に、白地に赤枠、赤字をもって、その品名及び「毒」の文字が記載されていなければならない。
  • 薬局開設者は、封を開いて毒薬を販売することができる。
  • 薬局開設者は、常時取引関係を有する薬剤師に対して劇薬を販売する場合、法で定められた事項が記載された文書を受け取る必要はない。
  • 毒薬又は劇薬は、16歳未満の者には交付してはならない。
  • 病院又は診療所において、劇薬を貯蔵する場所にはかぎを施さなければならない。

◆ 問142

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:2、3


1 誤
毒薬には、その直接の容器又は直接の被包に、黒地に白枠、白字をもって、その品名及び「毒」の文字が記載されていなければならない。なお、劇薬においては、その直接の容器又は直接の被包に、白地に赤枠、赤字をもって、その品名及び「劇」の文字が記載されていなければならない。

2 正

3 正
薬局開設者は、毒薬又は劇薬については、譲受人から、法で定められた事項(品名、数量、使用目的等)が記載された文書を受けなければ、販売し、授与してはならない。なお、薬剤師に対して毒薬、劇薬を販売し、授与する場合には、この規定は適用されない。

4 誤
毒薬又は劇薬は、14歳未満の者その他安全な取扱いをすることについて不安のあると認められる者には、交付してはならない。

5 誤
病院又は診療所において、劇薬を貯蔵する場所にはかぎを施さなければならないという規定はない。なお、病院又は診療所において、毒薬を貯蔵する場所にはかぎを施さなければならない。