第103回薬剤師国家試験

◆ 問187

じん麻疹及び薬疹に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
  • じん麻疹は、主に血管透過性亢進により生じる。
  • じん麻疹の症状の1つに、血管性浮腫がある。
  • じん麻疹の多くは、そう痒感を伴わない。
  • 中毒性表皮壊死症の早期に発熱はみられない。
  • Stevens−Johnson症候群の治療には、副腎皮質ステロイド薬の局所投与を行う。

◆ 問187

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:1、2


1 正
じん麻疹では、Ⅰ型アレルギーにより好塩基球、肥満細胞からヒスタミンが遊離され、血管拡張、血管透過性亢進により、そう痒感を伴う発赤が認められる。

2 正
じん麻疹の症状の1つに、皮膚や粘膜の深部を中心として浮腫が生じる血管浮腫がある。

3 誤
解説1参照

4 誤
中毒性表皮壊死症の早期には、発熱、眼の充血、唇のただれなどがみられる。

5 誤
Stevens−Johnson症候群の治療には、副腎皮質ステロイド薬の全身投与を行う。