第103回薬剤師国家試験

◆問270-271

23歳男性。幼児期に喘息と診断され、総合病院の呼吸器内科でテオフィリンが処方され、継続的に服用している。最近、体調を崩し、近所の内科を受診したところ、マイコプラズマ肺炎と診断され、以下の薬剤が投薬された。
服用を始めて2日後、男性は夜中に眠れなくなったので、薬剤情報提供書を薬局に持参してかかりつけ薬剤師に相談した。
103回問270-271画像1

◆ 問270


◆ 問271

前問における薬物相互作用の機序として正しいのはどれか。1つ選べ。
  • CYP1A2の阻害
  • CYP3A4の誘導
  • 有機カチオントランスポーターの阻害
  • P−糖タンパク質の阻害
  • キレート形成

◆ 問270

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:1


テオフィリンは主にCYP1A2により代謝されるため、CYP1A2を阻害するシプロフロキサシンと併用すると、テオフィリンの血中濃度が上昇し、副作用(頭痛、不眠、めまい、振戦、興奮、イライラ等)が現れることがある。

◆ 問271

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:1


問270参照