第103回薬剤師国家試験

◆ 問28

アドレナリンβ2受容体刺激薬の薬理作用はどれか。1つ選べ。
  • 心拍数低下
  • 瞳孔散大筋収縮
  • 膀胱括約筋(内尿道括約筋)収縮
  • 気管支平滑筋弛緩
  • グリコーゲン分解抑制

◆ 問28

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:4


選択肢のうち、アドレナリンβ2受容体刺激薬の薬理作用に該当するのは、気管支平滑筋弛緩(選択肢4)である。
1 誤
心臓の洞房結節には、アドレナリンβ1受容体とムスカリンM2受容体が存在する。アドレナリンβ1受容体遮断又はムスカリンM2受容体刺激により心拍数が低下する。

2 誤
瞳孔散大筋には、アドレナリンα1受容体が存在する。アドレナリンα1受容体刺激により瞳孔散大筋が収縮する。

3 誤
膀胱括約筋(内尿道括約筋)には、アドレナリンα1受容体とムスカリンM3受容体が存在する。アドレナリンα1受容体刺激又はムスカリンM3受容体遮断により膀胱括約筋(内尿道括約筋)が収縮する。

4 正

5 誤
アドレナリンβ2受容体刺激薬により、グリコーゲン分解が促進する。