第103回薬剤師国家試験

◆ 問86

27歳女性。現在、妊娠している。感染性膀胱炎と診断された。治療薬として最も推奨されるのはどれか。1つ選べ。
  • ミノサイクリン塩酸塩
  • イトラコナゾール
  • セフカペンピボキシル塩酸塩
  • レボフロキサシン水和物
  • スルファメトキサゾール・トリメトプリム

◆ 問86

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:3


感染性膀胱炎の治療には、一般にセフェム系抗生物質やニューキノロン系抗菌薬が用いられる。本患者は妊娠しているため、ニューキノロン系抗菌薬を用いることができない(ニューキノロン系抗菌薬は妊婦に禁忌とされている)。よって、本症例に用いられる治療薬として推奨されるのは、セフェム系抗生物質であるセフカペンピボキシル塩酸塩である。