第104回薬剤師国家試験
◆問318-319
30歳女性。甲状腺機能亢進症に対し、チアマゾールで外来治療中に、無顆粒球症が発生し死亡に至った。なお、併用薬はない。◆ 問318
◆ 問319
本剤の添付文書には下記のような記述がある。無顆粒球症の副作用の発見のためには、白血球分画のうち、どの細胞の数を調べればよいか。1つ選べ。
-
リンパ球
-
単球
-
好酸球
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好中球
-
好塩基球
◆ 問318
◆領域・タグ
◆正解・解説
正解:1、4
1 正
製造販売業者は、製造販売を行っている医薬品について、当該品目の副作用等によるものと疑われる疾病・障害又は死亡の発生、当該品目によるものと疑われる感染症の発症等を知ったとき、その旨を厚生労働大臣に報告する必要がある(この制度を企業報告制度という)。
2 誤
企業報告制度は、既知の副作用についても報告する。
3 誤
医薬品・医療機器等安全性情報報告制度(保健衛生上の危害の発生の防止又は拡大を防止するために医療関係者が医薬品の副作用等を医薬品医療機器総合機構に報告する制度)には、報告期限は定められていない。なお、報告期限が発生を知った日から15日又は30日と定められているのは、企業報告制度である。
4 正
5 誤
医療機関には、副作用に関する記録を保管する義務はない。
◆ 問319
◆領域・タグ
◆正解・解説
正解:4
無顆粒球症では、血液中の白血球の成分のうち顆粒球(特に好中球)が減少し、易感染状態(初期症状として咽頭痛、発熱、寒気、紫班などが認められる)となる。上記より、無顆粒球症の副作用の発見のためには「好中球の数」を調べる必要がある。