第104回薬剤師国家試験

◆ 問57

肝硬変で高値を示す検査値はどれか。1つ選べ。
  • 血小板数
  • 血清アルブミン濃度
  • 血清総コレステロール濃度
  • 血清γ–グロブリン濃度
  • 血清コリンエステラーゼ活性

◆ 問57

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:4


肝硬変では、肝臓の線維化や肝臓におけるリンパ球の増加が認められる。肝臓の線維化や肝臓においてリンパ球が増加すると、肝臓でγ−グロブリンの生成が促進する。このことから肝硬変では、血清γ−グロブリンの濃度は上昇する。なお、血小板数、血清アルブミン濃度、血清総コレステロール濃度、血清コリンエステラーゼ活性は肝硬変になると低下する。