第105回薬剤師国家試験

◆ 問134

化学物質のグルクロン酸抱合に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
  • グルクロン酸抱合を受ける化合物は、必ずOH基又はNH2基を有している。
  • グルクロン酸抱合は、UDP−α−D−グルクロン酸を補酵素とする。
  • UDP–グルクロン酸転移酵素に酵素誘導は起こらない。
  • グルクロン酸抱合により、化学物質が代謝的活性化を受けることはない。
  • UDP–グルクロン酸転移酵素は、小胞体膜に存在する。

◆ 問134

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:2、5


1 誤

フェノール性水酸基、アルコール性水酸基、アミノ基、カルボキシ基、チオール基を有するものがグルクロン酸抱合を受ける。

2 正

3 誤

薬物によりUDP−グルクロン酸転移酵素が誘導されることがある。

4 誤

グルクロン酸抱合により化学物質が代謝的活性化を受けることがある。

5 正

UDP−グルクロン酸転移酵素は、小胞体(ミクロソーム画分)に存在する。