第105回薬剤師国家試験
◆ 問139
大気汚染物質の測定方法に関する記述のうち、正しいのはどれか。２つ選べ。-
トリエタノールアミン・パラロザニリン法は、大気中の硫酸ミストを測定する方法である。
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一酸化炭素の自動連続測定には、溶液導電率法が用いられる。
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ザルツマン法による窒素酸化物の測定では、NO2はザルツマン試薬と直接反応しないため、NOに還元してから測定する。
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中性ヨウ化カリウム法でI2を遊離する大気汚染物質は、オゾンなどの酸化性物質である。
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浮遊粒子状物質の測定には、10µmより大きい粒子を除去する分粒装置が用いられる。
◆ 問139
◆領域・タグ
◆正解・解説
正解：4、5
１ 誤
トリエタノールアミン・パラロザニリン法は、大気中の硫黄酸化物を測定する方法である。
２ 誤
一酸化炭素の自動連続測定には、赤外線吸収法が用いられる。
３ 誤
ザルツマン法による窒素酸化物の測定では、NOはザルツマン試薬と直接反応しないため、NO2に酸化してから測定する。
４ 正
中性ヨウ化カリウム法でI2を遊離する大気汚染物質は、オゾン、パーオキシアシルナイトレート（PAN）などの酸化性物質である。
５ 正
浮遊粒子状物質（SPM）は、大気中に浮遊する粒子状物質であってその粒子径が10µm以下のものと定義されており、SPMを測定するためには、分粒装置を用いて採取する粉じんの大きさを10µm以下にする必要がある。
