第105回薬剤師国家試験

◆ 問2

日本薬局方アスピリンの逆滴定による定量法で使用する標準液で、ファクター値が必要なのはどれか。1つ選べ。
  • 0.1 mol/Lエチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム液
  • 0.1 mol/L硝酸銀液
  • 0.5 mol/L水酸化ナトリウム液
  • 0.1 mol/Lチオ硫酸ナトリウム液
  • 0.25 mol/L 硫酸

◆ 問2

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:5


逆滴定では、「対応量」、「本試験と空試験における逆滴定用標準液の消費量の差」、「逆滴定用標準液のファクター」の積より含量を求める。
含量=対応量×(空試験の消費量-本試験の消費量)×逆滴定用標準液のファクター
また、日本薬局方アスピリンの定量では、逆滴定用標準液として、0.25 mol/Lの硫酸が用いられる。これらのことから、日本薬局方アスピリンの逆滴定による定量法で使用する標準液で、ファクター値が必要なのは、選択肢5(0.25 mol/L 硫酸)である。