第105回薬剤師国家試験
◆問214-215
22歳男性。身長175cm、体重60kg。花粉症の症状がひどくなったので、家族が使用していた一般用医薬品の小青竜湯エキス顆粒の服用を考えたが、陸上競技の国体選手であったため、かかりつけ薬剤師に相談した。薬剤師は、小青竜湯エキス顆粒にはアンチ・ドーピング規程における禁止物質が含まれるため、服用しないよう指示した上で、近隣の医療機関への受診を勧奨した。その結果、次の薬剤が処方されたので、薬剤師が処方監査を行った。
◆ 問214
◆ 問215
処方された薬剤のうち、アンチ・ドーピングの観点から、処方変更を医師に提案すべき薬剤はどれか。1つ選べ。-
フェキソフェナジン塩酸塩錠
-
ベタメタゾン錠
-
フルチカゾンフランカルボン酸エステル点鼻液
-
フルオロメトロン点眼液
-
エピナスチン塩酸塩点眼液
◆ 問214
◆領域・タグ
◆正解・解説
正解:3
小青竜湯エキス顆粒に含まれる成分のうち、アンチ・ドーピング規定における禁止薬物に該当するのは、エフェドリン(選択肢3)である。なお、他の選択肢は、選択肢1:グリチルリチン酸、選択肢2:ショウガオール、選択肢4:メチルオイゲノール、選択肢5:シンナムアルデヒドは、禁止薬物ではない。
◆ 問215
◆領域・タグ
◆正解・解説
正解:2
(WADA禁止表:2018年)
Ⅰ:常に禁止される物質
S0:無承認物質
S1:蛋白同化薬
S2:ペプチドホルモン、成長因子、関連物質及び模倣物質
S3:ベータ2作動薬
S4:ホルモン関連薬及び代謝調節薬
S5:利尿薬及び隠蔽薬
Ⅱ:競技会(時)に禁止される物質
S6:興奮薬
S7:麻薬
S8:カンナビノイド
S9:糖質コルチコイド
(糖質コルチコイドは、経口使用、静脈内使用、筋肉内使用、経直腸使用は全て禁止、それ以外の投与経路については禁止されていない。)
Ⅲ:特定競技において禁止される物質
P1:ベータ遮断薬
選択肢1:抗アレルギー剤 選択肢2:糖質コルチコイド(経口)、選択肢3:糖質コルチコイド(点鼻)、選択肢4:糖質コルチコイド(点眼)、選択肢5:抗アレルギー剤(点眼)