第105回薬剤師国家試験

◆ 問48

濃度0.01 mol/kgの水溶液にしたとき、凝固点降下度が最も大きいのはどれか。1つ選べ。
  • D−グルコース
  • L−アスコルビン酸
  • L−ロイシン
  • 塩化カルシウム
  • 塩化ナトリウム

◆ 問48

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:4


凝固点降下度は、溶質の質量(容量)モル濃度に比例する。このことから、同じ質量モル濃度(mol/kg)の溶液では、非電解質溶液に比べ電解質溶液の方が凝固点降下度が大きくなる。また、電解質溶液の中でも、解離する数(解離してできるイオンの数)が多い方が凝固点降下度が大きくなる。

これらのことから、選択肢のうち、濃度0.01 mol/kgの水溶液にしたとき、凝固点降下度が最も大きいのは「塩化カルシウム(CaCl2)」である。