第105回薬剤師国家試験

◆ 問67

クラミジアに関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
  • 淋病の起因菌である。
  • 細胞内寄生菌である。
  • 細胞壁にペプチドグリカンを有する。
  • 宿主はダニである。
  • 感染症にはβ–ラクタム系抗菌薬が有効である。

◆ 問67

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:2


1 誤
淋病の起因菌は、淋菌である。

2 正
クラミジアは偏性細胞内寄生菌であり、鳥類や哺乳類に感染して存在している。

3 誤
クラミジアは、細胞壁にペプチドグリカンを有していない。

4 誤
解説2参照

5 誤
β−ラクタム系抗菌薬は、ペプチドグリカン層の合成を阻害し、抗菌作用を示すため、クラミジア感染症には無効である。