第106回薬剤師国家試験

◆ 問267

薬剤師の対応として最も適切なのはどれか。1つ選べ。
  • 処方内容に問題がないと考え、そのまま調剤した。
  • ファムシクロビル錠250mgを1回2錠で1日2回の投与とするよう、処方医に提案した。
  • ファムシクロビル錠250mgを1回2錠で1日1回の投与とするよう、処方医に提案した。
  • ファムシクロビル錠250mgを1回1錠で1日1回の投与とするよう、処方医に提案した。
  • ファムシクロビル錠の投与は避けるよう、処方医に提案した。

◆ 問267

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:4


本患者の年齢が70歳、体重が50kg、血清クレアチニン値6.0mg/dLであることから、Cockcroft-Gault式からクレアチニンクリアランスを下記のように算出することができる。

◉Cockcroft-Gault式を用いたクレアチニンクリアランスの算出
(140-年齢)×体重/(72×血清クレアチニン値)
(140-70)×50÷(72×6)≒5.8mL/min

本患者のクレアチニンクリアランスが5.8mL/minであることから、設問の表よりファムシクロビルを1回250mg、1日1回投与する必要がある。よって、ファムシクロビル錠250mgを1回1錠で1日1回の投与とするよう、処方医に提案する必要がある。