第106回薬剤師国家試験

◆ 問31

シクロオキシゲナーゼ-1(COX-1)と比較して COX-2に対する選択性が高く、胃腸障害が少ない非ステロイド性抗炎症薬はどれか。1つ選べ。
  • エトドラク
  • ジクロフェナク
  • ロキソプロフェン
  • スリンダク
  • オキサプロジン

◆ 問31

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:1


●シクロオキシゲナーゼのアイソザイム(COX–1、COX–2)<2つ選べCOXにはCOX–1とCOX–2というアイソザイムがあり、COX–1は全身組織に分布し、COX–2は主に炎症部位に発現する

COX–1を阻害すると胃腸障害、腎障害、出血傾向が現れ、COX–2を阻害すると抗炎症作用、鎮痛作用が現れる

選択的にCOX–2を阻害する薬(エトドラク、メロキシカム、セレコキシブなど)は、非選択的COX阻害薬に比べ、胃腸障害、腎障害、出血傾向が現れにくい