第106回薬剤師国家試験

◆ 問345

医療従事者の院内感染対策に関する記述のうち、適切なのはどれか。2つ選べ。
  • 標準予防策(スタンダードプリコーション)は、院内感染予防の基本的な方策として入院患者に適用される。
  • 手袋を適切にはずした後は必ずしも手指消毒は必要ない。
  • 季節性インフルエンザに罹患した患者に接する場合、N95マスクを着用する必要がある。
  • 結核患者の病室に入る場合、サージカルマスクを着用する。
  • 病院職員が季節性インフルエンザに罹患した場合、数日間は就業を制限する。

◆ 問345

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:1、5


1 正
標準予防策(スタンダードプリコーション)は、感染症の有無にかかわらず全ての患者に対して全ての職員が実施する感染予防の基本であることから、入院患者に適用される。

2 誤
手袋を適切にはずした後でも、感染を予防する目的で手指消毒は必要である。

3 誤
季節性インフルエンザに罹患した患者に接する場合、N95マスクを着用する必要はなく、サージカルマスクを着用することが推奨されている。

4 誤
結核患者の病室に入る場合には、N95マスクを着用する必要がある。

5 正
病院職員が季節性インフルエンザに罹患した場合、感染拡大を防止する目的で数日間就業を制限する必要がある。