第106回薬剤師国家試験

◆ 問52

図の化学構造を有し、懸濁化剤や結合剤として用いられる合成高分子はどれか。1つ選べ。
106回問52画像1
  • ポビドン
  • ヒプロメロース
  • メチルセルロース
  • カルメロース
  • アラビアゴム

◆ 問52

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:1


1 正

ポビドンは、1−ビニル−2−ピロリドンから成る合成高分子であり、主に懸濁化剤、結合剤として用いられる。

2 誤

ヒプロメロースは、セルロースのヒドロキシ基にメチル基及び2-ヒドロキシプロピル基を導入したエーテルであり、主に懸濁化剤や結合剤、増粘剤として用いられる。

3 誤

メチルセルロースは、セルロースのヒドロキシ基にメチル基を導入したエーテルであり、主に懸濁化剤や結合剤、増粘剤として用いられる。

4 誤

カルメロースは、セルロースのヒドロキシ基にカルボキシメチル基を導入したエーテルであり、主に崩壊剤として用いられる。

5 誤

アラビアゴムは、主成分としてアラビノガラクタンを含む天然高分子であり、主に乳化剤、結合剤として用いられる。