第106回薬剤師国家試験

◆ 問89

動脈硬化をきたしている脂質異常症患者において、実施すべきでない食事・生活習慣はどれか。1つ選べ。
  • 禁煙
  • n−3系多価不飽和脂肪酸の摂取制限
  • コレステロールの摂取制限
  • 塩分の摂取制限
  • 飲酒制限

◆ 問89

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:2


n-3系多価不飽和脂肪酸(α−リノレン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)など)は、トリグリセリド合成抑制作用、抗血小板作用、動脈弾性保持作用などにより抗動脈硬化作用を示すと考えられている。このことから、動脈硬化をきたしている脂質異常症患者において、n−3系多価不飽和脂肪酸の摂取制限を実施すべきではない。