第107回薬剤師国家試験
◆ 問198
薬剤師は、鉄の過剰投与を防止するため、調剤に先立ち、総投与鉄量を計算し、投与期間を確認することにした。投与期間として最も近いのはどれか。1つ選べ。ただし、総投与鉄量(貯蔵鉄を加えた鉄量)の計算式は次のとおりとする。総投与鉄量(mg)={2.72×(16-X)+17}×W
ここでXはヘモグロビン値(g/dL)、Wは体重(kg)である。
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2日間
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10日間
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20日間
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30日間
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40日間
◆ 問198
◆領域・タグ
◆正解・解説
正解:3
本患者のヘモグロビン値が6.0(g/dL)、体重が38kgであることから、総投与鉄量(mg)を下記にように求めることができる。
総投与鉄量(mg)={2.72×(16-X)+17}
={2.72×(16-6.0)+17}×38=1679.6 mg
また、処方内容より1日の投与量は鉄として80mg(40mg/管×2管/日)に相当する。よって、投与期間は下記のように求めることができる。
1679.6mg ÷80mg/日≒21日