第107回薬剤師国家試験

◆問310-311

20歳男性。一人暮らし。1ヶ月前に風邪をひいてから、体調が不良となった。現在、治療中の疾患はない。健康サポート薬局の表示を見て来局した。対応した薬剤師は、この男性の自覚症状(口喝、多尿、急激な体重減少、疲労感)などの訴えを聞いて糖尿病の疑いがあると判断して、医療機関への受診勧奨を行った。

◆ 問310

「健康サポート薬局」を表示するための基準として、適切なのはどれか。2つ選べ。
  • 患者の代わりに、医療機関の受診の予約を行う体制を有している。
  • いつでも相談に対応できるように24時間開局している。
  • 個人情報に配慮した相談窓口を有している。
  • 要指導医薬品や介護用品について、助言できる体制を有している。
  • 薬局内に無菌調剤室を設置している。

◆ 問311


◆ 問310

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:3、4


◉健康サポート薬局の基準
・かかりつけ薬局の基本機能
服薬情報の一元的かつ継続的な把握とそれに基づく薬学的管理・指導
24時間対応(開局していない時間も対応)、在宅対応、地域包括支援センターとの連携 など
・健康サポートを実施する上での地域における連携体制の構築
・常駐する薬剤師の資質
・個人情報に配慮した相談窓口の設置(パーテーション等で仕切るなど)
・健康サポートへの取り組み
・要指導医薬品及び一般用医薬品、介護用品等の取扱い

◆ 問311

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:4、5


1 誤
本剤は開封後、室温に保管し、4週間以内に使用する。

2 誤
本剤は懸濁剤であるため、使用する前に十分に混和する必要がある。

3 誤
本剤を使用する際には、前回注射した場所から2〜3 cm離すことが望ましい。

4 正
高度な空腹覚、動悸、冷汗等の低血糖症状が起きたら、糖分を摂取する必要がある。

5 正
注射後には、低血糖を防ぐために、必ず食事を摂るようにする。