第108回薬剤師国家試験
◆ 問10
マグネシウムに関する記述のうち、誤っているのはどれか。１つ選べ。-
マグネシウムイオンは、カルシウムイオンに比べてイオン半径が小さい。
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マグネシウムイオンは、ルイス酸として ATP のリン酸基と結合する。
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空気中で金属マグネシウムが燃焼すると、酸化マグネシウムとなる。
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マグネシウムは、典型元素である。
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酸化マグネシウムは、酸性酸化物である。
◆ 問10
◆領域・タグ
◆正解・解説
正解：5
１ 正しい
一般に同族の元素は、周期表で下にいく（原子番号が大きいもの）ほど、原子半径が大きい。マグネシウムとカルシウムは、ともに2族元素であり、マグネシウム（原子番号：12）は、カルシウム（原子番号：18）よりも原子半径が小さい。また、こられがイオン化すると、マグネシウムはネオン（原子番号：10）と、カルシウムはアルゴン（原子番号：18）と同一の電子配置をとるため、マグネシウムイオンは、カルシウムイオンよりもイオン半径が小さい。
２ 正しい
マグネシウムイオンは空軌道を有しており、電子対を受け取ることができるため、ルイス酸としてATPのリン酸基と配位結合する。
３ 正しい
４ 正しい
マグネシウムは、2族に属する典型元素である。
５ 誤っている
酸化マグネシウムは、水に溶けると弱アルカリ性を呈することから、塩基性酸化物である。
