第108回薬剤師国家試験

◆ 問136

放射性核種に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
  • じゃがいもの発芽防止には、60Coから放出されるγ線が利用される。
  • 131Iは、甲状腺がんの治療に利用される。
  • 90Sr及び239Puの集積する器官は主に筋肉である。
  • 実効(有効)半減期は、生物学的半減期と物理学的半減期の差で表される。
  • 222Rn及び226Raは、人工放射性核種である。

◆ 問136

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:1、2


正:[じゃがいもの発芽防止には、60Coから放出されるγ線が利用される。]
正:[131Iは、甲状腺がんの治療に利用される。]

誤:[90Sr及び239Puの集積する器官は主に筋肉である。]
90Sr が集積するのは、骨です。この知識で正誤判断すればよいと思われます。

誤:[実効(有効)半減期は、生物学的半減期と物理学的半減期の差で表される。]
実行(有効)半減期を Te、物理学的半減期を Tp、生物学的半減期を Tb とした時、以下の式が成立します。従って、差ではありません。

誤:[222Rn及び226Raは、人工放射性核種である。]
ラジウム(Ra) や ラドン (Rn) は、天然放射性核種の代表例です。