第109回薬剤師国家試験

◆ 問17

予防接種が勧奨されている子宮頸がんのリスク要因はどれか。1つ選べ。
  • ヒト単純ヘルペスウイルス
  • 梅毒トレポネーマ
  • クラミジア・トラコマチス
  • ヒトパピローマウイルス
  • 淋菌

◆ 問17

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:4


正解は[ヒトパピローマウイルス]です。
子宮頸がんの主な原因は[ヒトパピローマウイルス](HPV)感染であり、特に高リスク型のHPV16型や18型が子宮頸がんの発症に関与しています。HPVは性的接触を通じて感染し、感染が持続すると子宮頸がんのリスクが高まります。

他の選択肢は子宮頸がんのリスク要因ではありません。[ヒト単純ヘルペスウイルス]、[梅毒トレポネーマ]、[クラミジア・トラコマチス]、[淋菌]は他の性感染症の原因となりますが、子宮頸がんとは直接的な関連はありません。予防接種はHPVに対して行われ、子宮頸がんのリスクを減らすことができます。