第109回薬剤師国家試験

◆ 問2

SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動を行った後、タンパク質の染色に用いる最も適切な化合物はどれか。1つ選べ。
  • ニンヒドリン
  • 臭化エチジウム
  • ο-フタルアルデヒド
  • フルオレセインイソチオシアネート
  • クーマシーブリリアントブルー(クマシーブリリアントブルー)

◆ 問2

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:5


SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動後のタンパク質の染色には、[クーマシーブリリアントブルー(クマシーブリリアントブルー)]が最も一般的に使用されます。
したがって、正解は[クーマシーブリリアントブルー(クマシーブリリアントブルー)]です。この染色方法は感度が高く、ゲルの長期保存にも適しています。

他の選択肢は、タンパク質の染色には一般的ではありません。
[ニンヒドリン]はアミノ酸の検出に使用されます。確認試験で加えた際に紫色を呈します。
[臭化エチジウム]は蛍光を発するため、核酸の染色に使用されます。
[フルオレセインイソチオシアネート]はイオン交換クロマトグラフィーのラベリングに使用されます。蛍光検出されます。タンパク質のラベリングに使われることがありますが、染色には適していません。
[ο-フタルアルデヒド]蛍光色素の一種で核酸や抗体、タンパク質などの蛍光ラベルに使用されます。