第109回薬剤師国家試験

◆ 問332

75歳女性。入院して大腸ポリープ切除術を施行することになった。この病院では、入院前にあらかじめ入院支援センターで薬剤師により持参薬のチェックなどを行うことになっている。また、大腸ポリープ切除術のクリニカルパスには手術当日から創部感染予防の目的でセフメタゾールナトリウム静注用と発熱予防目的でアセトアミノフェン錠を投与することが記載されていた。入院支援センターの薬剤師が聞き取り調査を行ったところ、以下の情報が得られた。薬剤師が医師に提案する内容として適切なのはどれか。2つ選べ。
109回問332画像1
  • アムロジピン錠の中止
  • ワルファリンカリウム錠の変更
  • シンバスタチン錠の中止
  • セフメタゾール注の変更
  • アセトアミノフェン錠の変更

◆ 問332

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:2、4


[アムロジピン錠の中止]
誤りです。アムロジピンは高血圧治療薬であり、手術に直接関連する副作用はありません。したがって、アムロジピン錠を中止する必要はありません。

[ワルファリンカリウム錠の変更]
正解です。ワルファリンは抗凝固薬であり、手術前には適切な調整が必要です。薬剤師はワルファリンカリウム錠の投与量を調整することを提案すべきです。

[シンバスタチン錠の中止]
誤りです。シンバスタチンは脂質降下薬であり、手術に直接関連する副作用はありません。したがって、シンバスタチン錠を中止する必要はありません。

[セフメタゾール注の変更]
正解です。セフメタゾールは抗生物質であり、創部感染予防のために使用されます。薬剤師はセフメタゾール注の適切な投与量を提案すべきです。

[アセトアミノフェン錠の変更]
誤りです。アセトアミノフェンは解熱鎮痛薬であり、発熱予防のために使用されます。したがって、アセトアミノフェン錠を変更する必要はありません。