第109回薬剤師国家試験

◆ 問34

ウメクリジニウムの気管支収縮抑制作用の機序はどれか。1つ選べ。
  • ホスホジエステラーゼ阻害
  • アデノシンA1受容体遮断
  • アドレナリンβ2受容体遮断
  • アセチルコリンM3受容体遮断
  • エラスターゼ阻害

◆ 問34

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:4


ウメクリジニウムの気管支収縮抑制作用の機序は[アセチルコリンM3受容体遮断]です。ウメクリジニウムは抗コリン薬に分類され、[アセチルコリンM3受容体]を遮断することで気管支平滑筋の収縮を抑制し、気管支を拡張する作用を持っています。

他の選択肢について:
[ホスホジエステラーゼ阻害]: これは気管支平滑筋の弛緩を促す別の薬剤の作用機序です。
[アデノシンA1受容体遮断]: これは主に心臓の薬剤に関連する作用機序であり、気管支収縮抑制とは関連がありません。
[アドレナリンβ2受容体遮断]: 実際には、β2受容体を刺激することで気管支平滑筋を弛緩させる作用があります。遮断ではなく刺激です。
[エラスターゼ阻害]: これは肺の組織破壊を防ぐ作用があり、直接的な気管支収縮抑制作用とは異なります。