第109回薬剤師国家試験

◆ 問36

ミクロソームトリグリセリド転送タンパク質(MTP)を阻害する脂質異常症治療薬はどれか。1つ選べ。
  • エゼチミブ
  • エボロクマブ
  • ロミタピド
  • アトルバスタチン
  • ペマフィブラート

◆ 問36

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:3


正解は[ロミタピド]です。

選択肢の中でミクロソームトリグリセリド転送タンパク質(MTP)を阻害する脂質異常症治療薬は[ロミタピド]です。[ロミタピド]はMTPを直接阻害し、VLDLやカイロミクロンの形成を抑えることでLDLコレステロールを低下させます。

他の選択肢について:
[エゼチミブ]はコレステロール吸収阻害薬で、小腸でのコレステロールの吸収を阻害します。
[エボロクマブ]はPCSK9阻害薬で、LDL受容体の分解を減少させることでLDLコレステロールを低下させます。
[アトルバスタチン]はスタチン系薬剤で、HMG-CoA還元酵素を阻害し、コレステロール合成を抑制します。
[ペマフィブラート]はフィブラート系薬剤で、脂質代謝を改善する作用がありますが、MTPを直接阻害するわけではありません。