第109回薬剤師国家試験

◆ 問58

メチルフェニデート塩酸塩が適用される疾患はどれか。1つ選べ。
  • 閉塞隅角緑内障
  • 重症うつ病
  • 糖尿病性腎症
  • くも膜下出血
  • ナルコレプシー

◆ 問58

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:5


正解は[ナルコレプシー]です。

メチルフェニデート塩酸塩は、主にナルコレプシーと注意欠陥・多動性障害(ADHD)の治療に用いられる薬剤です。この薬剤はスケジュールIIの向精神薬であり、依存性や乱用のリスクがあるため、処方と使用には注意が必要です。

他の選択肢について:
[閉塞隅角緑内障] - メチルフェニデートは眼圧を上昇させる可能性があるため、不適切です。
[重症うつ病] - この薬は抗うつ薬ではないため、不適切です。
[糖尿病性腎症] - メチルフェニデートは糖尿病性腎症には影響を与えず、治療には使用されません。不適切です。
[くも膜下出血] - この薬はくも膜下出血の治療には使用されず、血圧の上昇を引き起こす可能性があるため、不適切です。