第109回薬剤師国家試験

◆ 問69

下図の1~5は、既存薬Xを対照とした新薬Yの非劣性を検討した5つの臨床試験の結果について、両郡の差の95%信頼区間を示したものである。あらかじめ設定された非劣性マージンがーΔのとき、両側5%水準で非劣性が結論づけられるのはどれか。1つ選べ。
109回問69画像1

◆ 問69

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:4


正解は4です。

以下の点に注意してグラフを読み解きます:

0点:これは新薬Yと既存薬Xの間に差がないことを示します。
-Δ:これは事前に設定された非劣性マージンで、新薬Yがこの値よりも劣っていない限り、非劣性があると判断されます。
信頼区間:各試験の結果の不確実性を示し、この区間が-Δを超えない場合、新薬Yは非劣性であると言えます。

試験4の信頼区間は-Δの左側に完全に位置しており、0点を超えていないため、新薬Yは非劣性であると結論づけられますが、既存薬Xに対して優れているとは言えません。