第109回薬剤師国家試験

正解：4

正解は[小柴胡湯｜間質性肺炎]です。小柴胡湯に含まれる成分の一つである黄ゴンは、副作用として間質性肺炎を引き起こす可能性があります。
他の選択肢については、以下の通りです：
[半夏瀉心湯｜口内炎]は関連性がありません。半夏瀉心湯は副作用として、甘草の大量服用による浮腫（むくみ）や血圧上昇がある「偽アルドステロン症」が報告されています。また、アルドステロン症、ミオパシー（筋肉障害）、低カリウム血症のある人は使用できません。
[芍薬甘草湯｜高カリウム血症]芍薬甘草湯は甘草を含むため、偽アルドステロン症や低カリウム血症を引き起こす可能性がありますが、高カリウム血症はその副作用ではありません。
[半夏厚朴湯｜下痢]は関連性がありません。半夏厚朴湯の副作用には、過敏症や肝機能障害があります。具体的には、発疹、発赤、かゆみなどの皮膚症状や、ASTとALTの数値上昇による肝機能の異常が挙げられます。
[黄連解毒湯｜腎機能障害]は関連性がありません。黄連解毒湯の副作用としては、発疹、じんましん、食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、腹痛、下痢などがあります。