第109回薬剤師国家試験

◆ 問95

 図はある蛍光物質の励起スペクトルと蛍光スペクトルである。
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 この励起スペクトルの極大波長(励起波長)がλ1、蛍光スペクトルの極大波長(蛍光波長)がλ2であるとすると、この蛍光物質の励起波長の光のエネルギーと蛍光波長の光のエネルギーとの間のエネルギー差を求める式はどれか。1つ選べ。
 ただし、プランク定数はh、光速度はcとする。
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◆ 問95

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:1


光のエネルギー ( E ) はプランク定数 ( h ) と光の周波数 ( ν ) の積で表されます。周波数は光速 ( c ) を波長 ( λ ) で割ったものですから、エネルギーは次のように表せます。
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したがって、励起波長の光のエネルギー( E1 )と蛍光波長の光のエネルギー( E1 )の間のエネルギー差( ΔE )は次のようになります。
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これを計算すると
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上記の式に完全に一致するのは
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です。