第110回薬剤師国家試験

◆ 問22

非電離放射線のうち、眼の水晶体タンパク質の変性によってガラス工白内障を引き起こすのはどれか。1つ選べ。
  • UVA
  • UVB
  • UVC
  • 赤外線
  • 可視光線

◆ 問22

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:4


※10~40秒程度掛かります。APIリクエストエラーが発生した場合は再実行することで解消される場合があります。

Loading...
投稿しました!

◆ユーザー投稿の解説

ソウラ さんが投稿
```
**解説**

非電離放射線による白内障に関する問題です。それぞれの選択肢について解説します。

1.  UVA
    *   UVAは紫外線の一種で、比較的波長が長く、皮膚の深部まで到達します。皮膚の光老化の原因となりますが、水晶体タンパク質の変性による白内障との関連は比較的低いです。

2.  UVB
    *   UVBも紫外線の一種で、UVAより波長が短く、皮膚の表層に影響を与えます。日焼けや皮膚がんの原因となりますが、水晶体タンパク質の変性による白内障との関連はUVAと同様に比較的低いです。

3.  UVC
    *   UVCは紫外線の中で最も波長が短く、殺菌作用があります。しかし、通常は大気層で吸収されるため、地表に到達することはほとんどありません。そのため、白内障との直接的な関連は通常考えられません。

4.  赤外線
    *   赤外線は熱作用を持つ電磁波です。ガラス工などが高温のガラスを扱う際に、大量の赤外線に曝露されることで、水晶体タンパク質が変性し、ガラス工白内障を引き起こすことが知られています。

5.  可視光線
    *   可視光線は、人が見ることができる光の範囲の電磁波です。可視光線が水晶体タンパク質の変性を直接引き起こすことはありません。

したがって、正解は**4**です。
```
Good: 3 Bad: 0
Mi さんが投稿
```
**解説**

非電離放射線によるガラス工白内障に関する問題です。

1.  **UVA**
    *   UVAは紫外線の一種で、皮膚の深部まで到達し、光老化の原因となりますが、水晶体タンパク質の変性を直接的に引き起こす主な原因ではありません。

2.  **UVB**
    *   UVBも紫外線の一種で、皮膚の表面に影響を与え、日焼けや皮膚がんのリスクを高めますが、UVA同様、水晶体タンパク質の変性の主な原因ではありません。

3.  **UVC**
    *   UVCは紫外線の一種で、殺菌作用がありますが、オゾン層によって吸収されやすく、地表にはほとんど到達しません。そのため、白内障の直接的な原因となる可能性は低いと考えられます。

4.  **赤外線**
    *   赤外線は熱エネルギーを運び、眼に吸収されると水晶体の温度を上昇させ、水晶体タンパク質の変性を引き起こし、ガラス工白内障の原因となります。ガラス工が熱いガラスを扱う際に受ける放射線が主な原因であることから、この名前がついています。

5.  **可視光線**
    *   可視光線は、物を見るために必要な光ですが、水晶体タンパク質の変性を引き起こす主な原因ではありません。

したがって、正解は4です。
```
Good: 0 Bad: 0