第110回薬剤師国家試験

◆ 問35

アンチトロンビン非依存的に血液凝固第Xa因子の活性を直接阻害する抗凝固薬はどれか。1つ選べ。
  • エノキサパリン
  • フォンダパリヌクス
  • ダビガトランエテキシラート
  • ワルファリン
  • エドキサバン

◆ 問35

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:5


※10~40秒程度掛かります。APIリクエストエラーが発生した場合は再実行することで解消される場合があります。

Loading...
投稿しました!

◆ユーザー投稿の解説

みぃぃぃぃ さんが投稿
```
**解説**

本問は、血液凝固第Xa因子を直接阻害する抗凝固薬に関する知識を問う問題です。アンチトロンビン非依存的に作用する点がポイントとなります。

*   **1. エノキサパリン**

    エノキサパリンは低分子ヘパリンであり、アンチトロンビンに結合することで活性化し、血液凝固第Xa因子とトロンビン(第IIa因子)を阻害します。アンチトロンビン依存的な作用機序であるため、誤りです。

*   **2. フォンダパリヌクス**

    フォンダパリヌクスは、合成 pentasaccharide であり、アンチトロンビンに選択的に結合し、血液凝固第Xa因子を阻害します。エノキサパリンと同様にアンチトロンビン依存的な作用機序であるため、誤りです。

*   **3. ダビガトランエテキシラート**

    ダビガトランエテキシラートは、プロドラッグであり、活性代謝物であるダビガトランは直接トロンビン(第IIa因子)阻害薬です。第Xa因子阻害薬ではないため、誤りです。

*   **4. ワルファリン**

    ワルファリンは、ビタミンKエポキシド還元酵素を阻害することで、ビタミンK依存性の血液凝固因子(第II、VII、IX、X因子)の生成を抑制します。間接的な阻害薬であり、第Xa因子を直接阻害するわけではないため、誤りです。

*   **5. エドキサバン**

    エドキサバンは、血液凝固第Xa因子を直接かつ選択的に阻害する経口抗凝固薬(Direct oral anticoagulant: DOAC)です。アンチトロンビンを介さずに直接作用するため、正しい選択肢です。
```
Good: 0 Bad: 0